ペイペイドーム(福岡市中央区)で27日夜に行われたプロ野球の公式戦で、福岡ソフトバンクホークスの中村晃選手が八回に放ったボールがファウルポールを直撃した。同球団は、即席めん製造・販売のマルタイ(福岡市)とファウルポールのネーミングライツ(命名権)契約を結び「マルタイ棒ラーメンポール」と名付けられている。命名権導入後、初の直撃弾となり、中村選手には棒ラーメン1年分が贈呈されることになった。
マルタイの見藤史朗社長はこの日偶然、同球場で試合を観戦していたといい、「観に行った日に当たるのは奇跡で、自分は持っていると思った。記念すべき第1号が中村選手でうれしい」とコメントした。中村選手にとっても待望の今季1号ソロとなった。
ファウルポールは、打球がフェアかファウルかを判定するための柱で、ポールに打球が当たった場合、基本的にホームランと判定される。棒状で黄色という特徴が、マルタイが製造する棒ラーメンに似ていることから、ポールに対する12球団初の命名権契約が実現し、誰が1号を放つのか注目されていた。