岸防衛相が訪米、4日に日米防衛相会談

ウクライナと日本の国旗があしらわれたバッジを右胸に付けて連帯の意思を示す岸信夫防衛相=3月8日、防衛省(市岡豊大撮影)
ウクライナと日本の国旗があしらわれたバッジを右胸に付けて連帯の意思を示す岸信夫防衛相=3月8日、防衛省(市岡豊大撮影)

岸信夫防衛相は28日、大型連休中の5月3~6日に米国を訪問し、現地時間4日にオースティン米国防長官と対面で会談することを明らかにした。対面での日米防衛相会談は昨年3月以来で約1年ぶり。

オースティン氏との会談では、ロシアによるウクライナ侵攻、中国や北朝鮮などの地域情勢を含む安全保障環境や、日本での国家安全保障戦略などの改定に向けた検討について協議する。日米同盟の抑止力や対処力の強化に向けた具体的な取り組みについて議論する。

米国のミサイル防衛庁、サイバーコマンド司令部も訪問し、弾道ミサイル防衛やサイバーに関する日米協力について意見交換を行う。

岸氏は28日の記者会見で「米国訪問の成果を今後の日米協力の強化につなげるとともに、日米の強固な連携を国内外に対してしっかりと示したい」と述べた。

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