知床観光船事故受け 神戸でも旅客船の安全点検実施

船内の浮き輪など救命道具の設置状況を確認する海上保安官ら=27日午後、神戸市中央区
船内の浮き輪など救命道具の設置状況を確認する海上保安官ら=27日午後、神戸市中央区

北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」=19トン=が遭難した事故を受け、第5管区海上保安本部(神戸市中央区)と神戸運輸監理部(同区)は旅客船事業者を対象にした緊急安全点検を始めた。

27日には神戸港(同区)で、旅客船「bohboh KOBE」(600人乗り、427トン)の船内点検を実施。海上保安官ら6人が乗り込み、ライフジャケットや救命用浮輪の設置状況、船の渡航記録などを確認し、安全管理規定や運航基準を満たしているか点検した。兵庫県内で点検の対象となるのは、19トン未満または渡航が2時間を超える旅客船を持つ138の事業者。5管は管内のほかの府県についても担当部局と連携し同様の点検を進めている。

同運輸監理部の中村厚志首席運航労務監理官は「知床半島沖で起こった事故を決してひとごとと思わず、全国の事業者は運航当日の波や風の動きなどに十分配慮し、安全な運航を心掛けてほしい」と呼び掛けた。

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