ウクライナ南部でロシア側が市長らを一方的任命 支配強化狙う

ウクライナ南部ヘルソンの通りに現れた軍用トラックと戦車(ロイター=共同)
ウクライナ南部ヘルソンの通りに現れた軍用トラックと戦車(ロイター=共同)

ウクライナメディアは26日、ロシア軍が制圧した南部へルソン州の知事と中心都市へルソンの市長をロシア側が一方的に任命したと伝えた。ヘルソン市では25日、市議会庁舎が占拠された。ロシア軍は南部での支配を強化している。ウクライナは「任命は違法だ」と反発した。

ヘルソン州ではロシア側が5月上旬にもウクライナからの独立の是非を問う「住民投票」が行われるとの見方がある。ゼレンスキー大統領は自作自演の投票が行われる可能性を指摘し、強行されれば停戦交渉から離脱する構えを示している。(共同)

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