27日午後1時50分ごろ、北九州市小倉北区の砂津港を出た小型の旅客船「がんりう」(19トン)から「機関室から出火し、航行不能になった」と118番があった。門司海上保安部(同市)によると、乗員2人と乗客ら43人の計45人が乗っていたが、約40分後に全員を救助した。けが人はない。
門司海保や市消防局によると、巡視艇を横付けし、救助活動に当たった。火災は午後2時50分ごろ鎮火。海保などが出火原因を調べている。
船を運航する関門汽船(同市)のホームページによると、がんりうは全長18・9メートル。27日は運輸会社の関係者らが研修目的で乗船していた。