最終赤字171億円 福岡空港決算

福岡空港の国際線ターミナル
福岡空港の国際線ターミナル

福岡空港の運営会社「福岡国際空港」(FIAC)が26日発表した令和4年3月期連結決算は、最終損益が171億円の赤字(前期は219億円の赤字)だった。国内線旅客数が、新型コロナウイルスの感染拡大による落ち込みから回復したことで、前期比で赤字幅は縮小したが、国際線は依然として低迷し、厳しい経営環境が続いている。

負債合計が資産の合計を上回り、197億円の債務超過となったが、FIACは「国やスポンサー、金融機関からの支援もあり、中期的な資金繰りのめどは立っている」としている。

売上高に当たる営業収益は前期比21・1%増の177億円だった。旅客数は国国内線が、コロナ禍前の平成31年3月期比47・3%減の944万人、国際線が同99・6%減の2万6千人。

令和5年3月期の業績予想は、営業収益を242億円、最終損益を147億円の赤字とした。旅客数は国内線が1380万人、国際線が130万人を見込む。

福岡市内で記者会見した永竿哲哉社長は「5年3月期は一定の回復を見込んでいるが、引き続き経営環境は厳しい」と述べた。一方、国際線に関しては「航空会社からの就航リクエストはコロナ前と変わらず、福岡空港への高い関心を実感している。緩やかだが着実に復便している」と期待感を示した。

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