アニメ「スーパーカブ」人気想定以上 山梨舞台の「ゆるキャン△」に続け

アニメ「スーパーカブ」スタンプラリーイベントで記念撮影する参加者ら=9日、山梨県韮崎市(平尾孝撮影)
アニメ「スーパーカブ」スタンプラリーイベントで記念撮影する参加者ら=9日、山梨県韮崎市(平尾孝撮影)

山梨県を舞台にしたアニメ「スーパーカブ」のスタンプラリーがゴールデンウイーク最終日の5月8日まで、同県北杜市を中心に実施されている。今月9日に始まったイベントは、企画団体の想定を上回る参加があり、潜在的な人気を顕在化させた。山梨県を舞台にしたアニメでは「ゆるキャン△」が今夏に映画化されるなど人気を集めており、「スーパーカブ」もこれに続く勢いだ。2大コンテンツでの「山梨アピール」や来県客増への期待も高まっている。

台紙ほぼなくなる

「期間中を想定して用意していたスタンプラリーの台紙が、ほとんどなくなってしまいました」

4月9日午前、JR中央線の韮崎駅(同県韮崎市)前の広場で開催されたアニメ「スーパーカブ」のテレビ放送1周年を記念したスタンプラリーのオープニング式典。その終了の直前、イベントを企画した北杜アニメツーリズム協議会の小野桂一会長(42)に、スタッフが慌てて報告した。台紙は600枚用意していたが、すでに数十枚しか残っていないという。

会場には、革ジャンやジーンズ姿のライダーが多く集まっており、韮崎駅構内に設置されたスタンプ台には100人を超える長蛇の列ができていた。駅のロータリー内の駐車場はすでに満車で、近隣の施設の駐輪場にも埼玉県や東京都から来たとみられるホンダの2輪車「スーパーカブ」、それもアニメ同様に荷台に大きなボックスがつけられているものが数多く止められていた。

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