産科医不足の和歌山・新宮市立医療センター、分娩再開へ

7月中旬から分娩を再開する和歌山県の新宮市立医療センター(市提供)
7月中旬から分娩を再開する和歌山県の新宮市立医療センター(市提供)

和歌山県の新宮市立医療センターが産婦人科医を確保できず分娩(ぶんべん)を休止している問題で、センターは7月中旬から分娩を再開すると発表した。常勤医数が6月には従来の3人に戻るためで、すでに分娩予約を開始した。

もともと産婦人科には常勤医3人がいたが、昨年4月から2人となった。今年3月末には部長職の常勤医1人が退職するため、3月1日からの分娩休止を昨年11月に発表していた。

ただ今年に入り、近畿大学病院(大阪府大阪狭山市)を退職して常勤医1人が6月1日から勤務することが決定。また県の働きかけで、東京慈恵会医科大学(東京都港区)から部長級の常勤医1人が4月1日から派遣されることも決まり、部長級を含む3人の常勤医を確保できることになった。

非常勤医も近畿大学病院や東京慈恵会医科大学などから派遣され、今年3月までの4人から6月1日には7人態勢となる予定。

再開する分娩の対象妊婦は6月1日時点で妊娠34週までで、分娩予定日が7月中旬以降の人。里帰り分娩にも対応する。

センターの中井三量院長は「当院産婦人科・分娩体制は皆さまに安全、安心して受診していただけるものとなったと存じます」とコメントした。

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