消防士自殺で公務災害申請 「職場でいじめの可能性」

山口県美祢市消防本部に公務災害の認定を求める申請書を提出する、竹田勇二さんの両親の代理人弁護士(左)=26日午前
山口県美祢市消防本部に公務災害の認定を求める申請書を提出する、竹田勇二さんの両親の代理人弁護士(左)=26日午前

山口県美祢市消防署の消防司令補、竹田勇二さん=当時(46)=が、平成31年に自殺したのは職場でのいじめやパワハラが原因の可能性があるとして、両親の代理人弁護士が26日、市消防本部に公務災害の認定を求める申請書を提出した。地方公務員災害補償基金山口県支部が自殺との因果関係を調べて判断する見通しで、認定されれば遺族に補償金が支払われる。

竹田さんは、同僚が出動先を間違い人命救助に影響したことを上司が隠蔽しているとして、公表するよう求めたところ、いじめられるようになったと両親に説明していた。「うそばかり」と言われたり、殴られたりしたと話していたといい、母親(75)は「いじめがあったのか事実を調査してほしい」と訴えている。

市消防本部総務課の担当者は「内容を精査して適切に対応していきたい」と話した。

竹田さんの自殺をめぐっては昨年、2回にわたり両親の代理人弁護士が第三者委員会の設置と調査を求める要望書を市に提出。市は設置について「調整中」としている。

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