端午の節句祝い、江戸中期の甲冑展示 京都

端午の節句に合わせ展示された江戸中期の甲冑=京都市伏見区
端午の節句に合わせ展示された江戸中期の甲冑=京都市伏見区

端午の節句(5月5日)を前に、御香宮神社(京都市伏見区)ゆかりの甲冑が伏見区役所のロビーで展示され、訪れた人たちの目を楽しませている。

甲冑は、江戸時代中期に使われていたとされる計3着。秋に神社で営まれる神幸祭(しんこうさい)の武者行列で使用されてきた。

甲冑を管理する御香宮神社武者組が展示を企画し、今回で4回目。26日に会場を訪れた伏見区の主婦、鬼頭麻由さんは「実際に見てみると甲冑は小さく、当時の人の大きさをリアルに感じることができる」と話した。

武者組の会長、櫻井勇さん(80)は「実際に見てもらうことで、歴史を継承するきっかけになれば」。理事の井口富夫さん(73)は「端午の節句は男の子の成長を祝う機会。甲冑を見て季節感を味わってほしい」と呼び掛けている。

土日と祝日含む5月13日までの午前9時~午後5時(最終日は午後3時まで)。入場無料。(木下倫太朗)

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