尹次期政権「関係改善」の意向確認へ 岸田首相、韓国代表団から表敬

岸田文雄首相と面会のため官邸に入る韓国代表団=26日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)
岸田文雄首相と面会のため官邸に入る韓国代表団=26日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は26日、官邸で韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)次期大統領が派遣した「政策協議代表団」の表敬を受けた。日本政府は日韓関係改善に意欲を示す尹次期政権の意向を確認したい考えだ。同席者によると、代表団は尹氏の親書を首相に手渡した。

松野博一官房長官は26日の記者会見で「日本の一貫した立場に基づき、尹次期大統領をはじめ新政権と緊密に意思疎通をしていく」と述べた。

日本政府はいわゆる徴用工訴訟や慰安婦問題に関し、1965年の日韓請求権協定や2015年の日韓合意により解決済みとの立場を堅持する。尹次期政権が日本側の求める具体的な解決策を提示できるかどうかが焦点となる。

首相も関係改善に向けて尹氏との対話に意欲をのぞかせ、徴用工訴訟や慰安婦問題で国際法違反の状態を解消するよう促したい考えだが、先行きは不透明だ。

代表団は韓国の次期与党「国民の力」の鄭鎮碩(チョンジンソク)国会副議長を団長とし、国会議員や専門家で構成。24~28日の日程で訪日している。25日に林芳正外相や萩生田光一経済産業相、岸信夫防衛相が相次いで代表団と面会した。

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