パナソニックは、昭和6(1931)年に「ナショナル」ブランドを初めて採用した乾電池の自社生産を開始しました。その目的は、「角型電池式ランプ」の本格的な普及を図るためでした。それから約90年間にわたり、長もちで安心してお使いいただける乾電池を、日本のみならず世界中へお届けし続けてきました。そして令和2年9月末、日本企業で初めてグローバル累計出荷数量2千億個を突破することができました。
一方、世の中は、新型コロナウイルスと闘う毎日。先行きの見えない将来を不安視する声もたくさん聞こえてきました。そんな時代の中、パナソニックとして、「乾電池のグローバル累計出荷数量2千億個突破」というニュースをどのような形で発信すべきか、頭を悩ませました。
メーカー視点の自慢話をしたいわけでもなければ、定型的な情報発信にもしたくない。さまざまな方向性を検討したうえで、最終的には、乾電池らしい前向きなメッセージを発信することに決めました。
乾電池は、暮らしを支える小さなエネルギーであると同時に、人の記憶とも密接に結びついた商品です。お客さま一人一人の記憶の中にパナソニックの乾電池との思い出があり、そしてこの広告がそれらを呼び起こすものになっていれば、制作者としてこれほどうれしいことはございません。
最後になりますが、今回の広告の制作に携わっていただきました皆さまに、心から感謝を申し上げます。
(パナソニック コンシューマーマーケティングジャパン本部 コミュニケーション部 谷口泰星)