米国務長官らキーウでゼレンスキー氏と会談

ブリンケン米国務長官(左)、オースティン米国防長官(いずれもロイター=共同)
ブリンケン米国務長官(左)、オースティン米国防長官(いずれもロイター=共同)

【キーウ=遠藤良介】米国のブリンケン国務長官とオースティン国防長官は24日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。ウクライナ大統領府が明らかにした。米閣僚級のウクライナ訪問はロシアによる軍事侵攻後で初めて。米国による追加の武器供与について詳しく協議したとみられる。バイデン米政権は、国務、国防の両長官を派遣することでウクライナ支援の姿勢を改めて鮮明にした。

2月24日の侵攻開始後、米国がウクライナ向けに表明した軍事支援は計約34億ドル(約4370億円)にのぼる。ロシアはウクライナ東部の支配確立に向けて攻勢を強めており、ゼレンスキー氏は平坦な戦闘地域に適した強力な重火器の追加供与を要請したとみられる。

ゼレンスキー氏は23日の記者会見で「米国からは最良の武器を供与されている」と謝意を示すとともに、「十分な武器を得られれば、一時的に(ロシアに)占領されている土地をすぐに取り戻すことができる」と支援拡大を訴えていた。

米、900億円超の追加支援 キーウの大使館活動再開へ 国務長官らゼレンスキー大統領と会談

会員限定記事会員サービス詳細