ウクライナ侵攻2カ月 関西の輸入額最大に

ロシアのウクライナ侵攻は関西経済にも影響を及ぼしており、資源価格の高騰などが輸入額を膨らませている。

大阪税関が発表した近畿2府4県の3月の貿易概況(速報値)によると、輸入総額は前年同月比27・1%増の1兆5942億円、輸出総額は15・1%増の1兆8767億円で、いずれも月別の過去最高額に。令和3年度も輸入総額は前年度比25・0%増の16兆5744億円、輸出総額は22・5%増の19兆2384億円で、ともに過去最高となった。

3年度の輸入は3年ぶりプラス。ウクライナ情勢の緊迫化のほか、新型コロナウイルス禍からの経済回復で資源価格が上がり、液化天然ガス(LNG)の金額などが増えた。輸出は4年ぶりプラスで、半導体等電子部品の輸出が伸びた。

円安ドル高も進む。関西経済は輸出への依存度が高く円安がプラスに働く一方、原材料などの輸入額が膨らみ、効果が打ち消される懸念が指摘されている。

内閣府の3月の景気ウオッチャー調査では、近畿の事業者から「ウクライナ侵攻による物価の上昇で、景気の減速が進んでいる」(不動産)「円安や原油価格の高騰で、原料などのコストが上昇し始めたため、景気は相当悪くなる」(繊維)などの声が上がった。

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