超豪華オフローダーの走りとは 新型レクサスLX600試乗記

新型レクサス「LX600」は見ても乗っても凄かった!

悪路走破性とラグジュアリー性の融合

新型レクサスLX600(以下、LX)を公道でテストするチャンスがようやく巡ってきた。

同ブランドのフラッグシップSUVである新型LXについては、そのプロトタイプを富士スピードウェイ内の特設コースで試乗した模様をリポート済みであるが、やはりクルマは公道で乗ってみないと本当のところはわからない。

今回は、正式な量産仕様となったLXを公道で走らせるとともに、富士スピードウェイ内に用意された本格的なオフロードコース(前回は丸太や鉄骨で組んだ“オフロード風コース“)で試乗できたので、まずは公道で新型LXを走らせた印象を“新型LXオンロード篇”としてリポートしよう。

LXが、トヨタ「ランドクルーザー」とプラットフォームなどを共用するSUVであることは皆さんもご存じのとおり。ランドクルーザーといえば、“世界最強のクロカン4WD”といっても過言ではないくらい、優れた悪路走破性と圧倒的な堅牢性を備えているので知られている。

これは、単なるお題目でもなんともなく、中東やロシア、そしてアフリカなどの“道なき道”で、ランクルはときにまともなメンテナンスも受けられず、遠慮会釈なしに酷使されているそうだ。この点はレクサスLXも基本的におなじで、悪路走破性や堅牢性についてはランドクルーザーと同等のレベルが求められる。ただ、ランドクルーザーと異なるのが、レクサスというブランドが持つラグジュアリー性も同時に期待される点。

とはいえ、ランクル並みの悪路走破性とレクサスらしいラグジュアリー性は、どう考えても両立できるものではない。そこを、どう乗り越えてきたが、新型LXの最大の注目点だったといって間違いない。

出色の出来映え

最初に公道で乗ったのは「オフロード」と呼ばれるグレード。乗り始めて最初に気づいたのが圧倒的な静粛性の高さで、これはレクサスのフラッグシップSUVとして是非とも必要なところ。この辺は、遮音性の優れたガラスを各ウインドウに採用したり、アクティブノイズコントロールで車内のこもり音などを打ち消したりした効果なのだろう。

こうした優れた静粛性には、新型LXに積まれた3.5リッターV6ガソリン・エンジンがもともと静かで滑らかなことも貢献しているはず。415psと650Nmを生み出すこのエンジンはレスポンスも良好で、軽くアクセルペダルを踏み込んだだけですっと遅れることなく走り出す軽快さを持ち合わせている。パワーの出方にも唐突感がなく、ジェントルで扱いやすいパワートレインだ。

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