「野生動物見られる」3時間のコース、航行中浸水か 知床沖浸水事故

救助を求める通報があった「知床遊覧船」の観光船「KAZU Ⅰ」(同社ホームページから)
救助を求める通報があった「知床遊覧船」の観光船「KAZU Ⅰ」(同社ホームページから)

23日に北海道の知床半島沖で浸水したとされる「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」を保有する知床遊覧船(北海道斜里町)のホームページでは、「クルージングコース」として、知床半島の西側を1~3時間で遊覧する3種類のコースを掲載している。

事故のあった船は当時、知床半島西側のウトロの港を出港し、半島先端の知床岬で折り返す最も長い3時間のコースを航行中だったとみられる。

ホームページでは、観光船からヒグマやオジロワシ、イルカ、クジラなどが見られるとして「間近で景色、野生動物が見たいというお客様に、おすすめな観光船」などと紹介していた。

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