ロータスが投入する電気SUVは、“呼吸”するフロントグリルを備えている

航続距離が比較的長いことから、ドライバーはバッテリーに優しい充電方法でも1日の通勤や用事を済ませるには十分すぎる航続距離を確保できる。ときには100%まで充電してドライブに出かけることもできるだろう。

また、超高速の急速充電にも対応する見込みだ。出力350kWの急速充電ステーションを利用すれば、20分の充電で248マイル(約400km)の走行が可能になる。ロック解除時には背面を横切るライン型のテールランプが4色のいずれかに変化し、充電状況を知らせてくれるところは便利だ。

サイドミラーはカメラ方式

ロータスによると、コンソールパネル中央に設置された15.1インチの有機ELタッチスクリーンをタップすること3回以下で、クルマの機能の95%を利用できる。また、ヘッドアップディスプレイでフロントガラスに情報を映し出せるので、ドライバーは道路から視線を外すことなく運転できる。リアシートの間には9インチのタッチスクリーンがあり、その下にはワイヤレスデバイスの充電トレイが設置されている。

よくよく観察すると、Aピラーに取り付けられたサイドミラーがやけに小さく見えることに気づくかもしれない。さらによく見ると、鏡がないことに気づくだろう。そこにはミラーの代わりに、バックミラー用、頭上360度ビュー用、自動運転支援用と3種類のカメラが搭載されている。

ロータスはサイドビューカメラが従来のミラーとどのように置き換わるのかについては、固く口を閉ざしている。しかしおそらくは、アウディの初代「e-tron」など数種類のクルマにすでに見られるものと同様の技術になるだろう。サイドビューカメラの搭載が許可されていない国では、従来のサイドミラーが標準仕様となる。

サウンドシステムは、英国の高級オーディオメーカーKEFとの協力で完成した。KEFは昨年、ロータス「エミーラ」で初めて車載用サウンドシステムに進出している。合計出力が1,380Wの15スピーカーからなる「KEF Premium」を標準システムとし、これではもの足りない顧客には合計2,160Wで23スピーカーの「KEF Reference」へのアップグレードも用意している。

このほかのテクノロジー面も充実している。ワイヤレスでのソフトウェアアップデートに対応した5G通信機能のほか、いまでは当たり前となった充電中のバッテリー状態・リモート機能・位置情報・走行ログなどの車両情報にアクセスできるスマートフォンアプリなどを揃えている。

エレトラの価格については、まだ発表されていない。いまは予約受付中で、最初の納車は2023年に予定されている。対象は英国、欧州、中国の購入者となる見込みだ。とはいえ、2,000馬力を誇るエバイヤの納車が何度も延期されていることを踏まえると、予約する人は待つことを覚悟しなければならないだろう。

(WIRED US/Edit by Daisuke Takimoto)

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