GW人流増なら都内1万人超えも 感染者AI予測

渋谷スクランブル交差点を行き交う人々=16日午後、東京都渋谷区(松井英幸撮影)
渋谷スクランブル交差点を行き交う人々=16日午後、東京都渋谷区(松井英幸撮影)

人工知能(AI)を活用して新型コロナウイルスの新規感染者数を予測している名古屋工業大の平田晃正教授(医用工学)は、ゴールデンウイーク(GW)で人流が増加した場合、感染が拡大し、東京では5月半ばに1日当たり1万人超になるとの予測を発表した。

平田氏は、主要駅での乗降者数や、交流サイト(SNS)上での「飲み会」「BBQ」といった感染機会につながる書き込みの数、ワクチンの接種状況などから東京の感染者数を予測した。

22日の東京都の新規感染者数は直近の7日間平均で約5709人。前週比78・1%と減少しているが、予測によると、GW期間中の5月1日ごろから増加。5月14日に約1万300人の感染者数でピークを迎え、5月末にかけて減少に転じる波ができるとみている。GWで会食の機会が増えることが影響するとみられ、6月以降は7000人前後で横ばいとなる予測だ。

一方、GW中に新型コロナのオミクロン株の派生型「XE」の市中感染が進めば、いったんピークはすぎるものの、3回目のワクチンの効果が弱まる影響もあり、6月に再び増加傾向になるとみている。

東京都は感染防止のため、飲食店での1テーブルの人数を「4人以内」に制限してきたが、今月25日から感染対策が十分と認められた「認証店」では「8人以内」に緩和する。平田氏は「これまでよりも大きなクラスター(感染者集団)ができるリスクがある」と述べた。

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