ミュージカルで特殊詐欺注意の動画 大阪の短大生

特殊詐欺の被害防止を呼びかける動画を制作した学生ら=大阪府豊中市
特殊詐欺の被害防止を呼びかける動画を制作した学生ら=大阪府豊中市

特殊詐欺の被害防止を呼びかけるため、大阪音楽大学短期大学部(大阪府豊中市)ミュージカル・コースの学生らが注意喚起の映像作品を作り、動画共有サイト「ユーチューブ」で公開した。歌あり、音楽ありのドラマ仕立てで「幅広い世代にみてほしい」としている。

高齢者らを狙った特殊詐欺とみられる不審な電話が後を絶たないため、豊中南署が新型コロナウイルス禍でなかなか開催できない防犯教室にかわる取り組みとして同大学に動画制作を依頼。同コースの岩本深央(みお)講師らが学生らとともに脚本を書きおろした。昨年12月に学生12人が出演して撮影を行い、完成させた。

動画の一場面
動画の一場面

約5分30秒にまとめられた動画では、ミュージカル風ドラマで特殊詐欺の被害に遭わないように呼びかけている。出演した同コース2年の今富はなさん(19)は「楽しくてわかりやすいをテーマにメンバーで意見を出し合いました。動画では舞台と見せ方が違うので、何度も撮り直しました」と話した。同じく2年の桐石凪紗(なぎさ)さん(19)は「幅広い世代の人が見て特殊詐欺に対する意識が高まって、被害が減ることにつながってほしい」と期待を寄せた。

動画を見た同署の左近昭紀署長は「特殊詐欺被害防止を訴える他の動画とはタッチが違うミュージカル風の作品。注目されると思う。しっかりと活用したい」と強調。同市役所などでも動画を公開してもらい、役立てるとしている。

府警によると、昨年1年間の特殊詐欺の認知件数は1539件で、前年から約430件増加。豊中市だけでも昨年は90件もの特殊詐欺事件が発生した。

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