天皇、皇后両陛下は18日、パレスホテル東京(東京都千代田区)を訪問し、国民に緑化活動への理解を促す「みどりの式典」に臨席された。
式典では植物や緑化、自然保護などに関する研究で功績のあった研究者に対する「みどりの学術賞」の授賞式が行われ、受賞者2人が岸田文雄首相から賞状を受け取ると、両陛下は拍手を送られた。
終了後の懇談で、天皇陛下は受賞者らに研究を始めた経緯や、海外での活動などについてご質問。皇后さまは、ご自身の出身校である米ハーバード大にいたことがあるという受賞者と、同校の思い出などについて話されていたという。
陛下は19日、皇居・生物学研究所脇の苗代で、春恒例の種もみまきに臨まれた。陛下は職員からうるち米の「ニホンマサリ」や、もち米の「マンゲツモチ」の種もみを順番に受け取り、説明を受けると、「ニホンマサリ」と品種を確認するように復唱した上で、苗代に丁寧にまかれた。
秋篠宮妃紀子さまは19日、赤坂御用地(港区)にある赤坂東邸で、令和2年度の母子保健奨励賞を受賞した保健師や助産師、医師、保育士ら14人と面会された。紀子さまは受賞者をねぎらい、妊産婦のサポートや、思春期の子供たちの健康教育など、それぞれが取り組む活動について説明を受けられたという。