塩野義製、安全性懸念なし ワクチン臨床試験

塩野義製薬の看板=2月25日午後、大阪市
塩野義製薬の看板=2月25日午後、大阪市

塩野義製薬は22日、同社が開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、最終段階の臨床試験(治験)で、安全性に大きな懸念はなく、ウイルスの働きを抑える「中和抗体価」の大幅な増加を確認したとの結果を発表した。塩野義は、このほかにも追加接種など複数の治験を実施。承認申請に向けて準備を進めている。

治験はワクチン未接種の成人を中心に、接種済みの人や新型コロナの感染歴がある人も含めた約3000人を対象に実施。副反応や中和抗体の量などを調べた。

その結果、副反応は多くの人に現れており、特に痛みや疲労が多い傾向にあった。一方で発熱は比較的少なかった。全体として安全性に重大な懸念はなかったとした。

また参加者の一部を対象に抗体の量を調べた。ワクチン未接種者では、2回目接種の後に大きく上がった。接種歴や感染歴がある人では1回目の接種後から上がっていた。同社は期待ができる結果だとしている。

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