バイデン米大統領、追加軍事支援発表 重火器拡大 東部戦線に支援継続

会見に臨むバイデン米大統領=21日、ホワイトハウス(ロイター)
会見に臨むバイデン米大統領=21日、ホワイトハウス(ロイター)

【ワシントン=渡辺浩生】バイデン米大統領は21日、ホワイトハウスで、ロシアが侵攻を続けるウクライナ情勢について演説し、同国に対し8億ドル(約1000億円)の追加軍事支援を行うと発表した。米国は13日にも8億ドルの支援を発表しており、ウクライナ東部でロシア軍による大規模攻勢と対峙(たいじ)するウクライナ軍に榴弾砲など重火器の供給を拡大する考えだ。

バイデン大統領は訪米中のウクライナのシュミハリ首相と会談、支援の継続・拡大の意思を伝えた。

バイデン氏は演説で、プーチン露大統領が東部ドンバス地域の完全制覇を狙う「第2段階」に戦争が進んだことで「われわれは極めて重大な時期に差し掛かっている」と述べ、米国と同盟諸国が結束して、ウクライナの防衛能力を支えていく考えを訴えた。

新たな8億ドルの支援には、155ミリ榴弾(りゅうだん)砲72門と砲弾14万4000発、戦術無人機などが含まれる。バイデン氏は、東部の前線で戦うウクライナ軍の火力を支え続けると強調。プーチン氏に対し、東部マリウポリの民間人らが安全に退避できる「人道回廊」の許可を求めた。

バイデン氏は、対露制裁強化の一環で、ロシア船舶の米国の港湾への寄港を禁止するとも表明した。

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