米、マリウポリ制圧否定 抵抗継続、空爆で被害

米国防総省高官は21日、記者団に対し、ウクライナ南東部の要衝マリウポリはロシア軍に制圧されていないとの分析を明らかにした。ロシアによる継続的な空爆の被害に遭ってきたとし、ウクライナ軍が引き続き抵抗しているという。

高官によると、ロシア軍がウクライナに投入した大隊戦術群は85個になっており、その多くは東部ドンバス地域に入っている。同地域で攻撃作戦が始まったのは明らかだが、大規模な戦闘はまだ発生していない。ロシア、ウクライナ両軍のいずれにも主要な成果はないという。

ロシア軍はマリウポリに集中。離れる明白な動きは確認していない。黒海では、巡航ミサイル発射能力を持つ潜水艦を航行させてきている。(共同)

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