洋上風力の公募入札「複数地点を視野に準備」 東電の再エネ会社、永澤昌社長 株式上場は「視野にない」

インタビューに応じる東京電力リニューアブルパワーの永澤昌社長=4月19日午後、東京都千代田区(森田晶宏撮影)
インタビューに応じる東京電力リニューアブルパワーの永澤昌社長=4月19日午後、東京都千代田区(森田晶宏撮影)

東京電力ホールディングス傘下で再生可能エネルギー事業を担当する東京電力リニューアブルパワー(RP)の永澤昌(まさし)社長(55)は21日までに産経新聞のインタビューに応じ、政府による洋上風力発電の事業者公募への今後の対応について「複数の地点(での入札)を視野に入れて準備している」と述べた。昨年12月に結果が公表された第1弾では、東電RPは2海域で応札したが落選した。

第1弾では三菱商事を中心とする企業連合が秋田県沖や千葉県沖の全3海域を落札し、波紋が広がった。今後の事業者公募への対応について永澤氏は、第1弾で破格の低い売電価格が示されたことを踏まえ、「こうした価格をどこまで追求できるのかというのは当然だ」と述べ、価格低減に向けた課題の洗い出しを進めているとした。半面、「中長期的な目線で冷静に判断していく必要がある。浮足立つことなくやるというのが基本姿勢」と述べた。

一方、東電RPの新規株式公開(IPO)については「現状、上場やIPOはまったく視野にない」と否定。理由として「この1~2年で大事なのは実績をきちんと積むことだ」と語った。永澤氏は主に東電の企画部門を歩み、東電RPの副社長をへて今月1日付で同社の社長に就任した。

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