米国のレモンド商務長官は21日の記者会見で、ウクライナに侵攻したロシアに対する輸出規制により「先端技術分野でロシアの輸入が半分以上減少した」との見方を示した。規制対象を拡大する可能性にも言及。規制に従わない国の取り締まりを進める考えも示した。
米国は半導体や航空分野などの先端技術を、ロシアに対する輸出規制の対象としている。米国の技術を使って外国で作られた製品も規制対象となる。
レモンド氏は規制について「非常に効果的だ」と強調。「自動車工場が閉鎖され、飛行機も交換部品がないために飛べないと聞いている」と説明した。
商務省は21日、輸出規制に違反したとして、ロシアの貨物航空のアビアスタルに罰則を科したと発表。商務省は「アビアスタルがロシアに軍事用貨物を運ぶことを阻む」としている。(共同)