香川に挑む「埼玉うどん」 県内に20種類、多様性PR

埼玉県内の20種類のうどんを紹介するフリーペーパー(中村智隆撮影)
埼玉県内の20種類のうどんを紹介するフリーペーパー(中村智隆撮影)

埼玉県が、「うどん県」として名高い讃岐うどんの本場・香川県に対抗し、「うどん共和国さいたま」を掲げてPRを展開している。アピールの軸は埼玉県のうどんの「多様性」だ。20種類もの多彩なうどんがあることをフリーペーパーなどを通じて紹介し、圧倒的な知名度を誇る香川県に挑む。

フリーペーパーは、県観光課が1万5000部を用意し県内の観光協会や市役所などで配布している。川幅うどん(鴻巣市)、煮ぼうとう(深谷市)、すったて(川島町)、武蔵野うどん(県西部)など20種類全てを取り上げ、写真や地図を添えて紹介している。

受け取った人からは「いろいろなうどんがあることを知った」といった反響が寄せられているといい、今後、交流サイト(SNS)での発信も強化する。

経済産業省の集計によると、令和2年のうどんやそばなどの「和風めん」の出荷額は埼玉県が全国1位だった。伝統的に小麦の栽培が盛んな土地柄であるため、地域ごとに多様なうどん文化が発達してきたことが背景にある。

埼玉県観光課の担当者は「香川といえば讃岐うどんだが、埼玉はさまざまな種類のうどんが共存する『共和国』だ」と語り、知名度向上への意欲を強調した。(中村智隆)

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