大谷が6回を毎回12K無失点 2点適時二塁打にバント安打

アストロズ戦の6回、投前にバント安打を決めるエンゼルス・大谷=ヒューストン(共同)
アストロズ戦の6回、投前にバント安打を決めるエンゼルス・大谷=ヒューストン(共同)

米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平は20日、ヒューストンでのアストロズ戦に「1番・投手」で今季3度目の投打二刀流で先発出場した。投で六回1死まで1人の走者を出さず、自己最多タイの毎回の12三振を奪う好投を見せ、今季初勝利投手の権利を得て降板した。そのまま指名打者で残った。

一回に自身の2点タイムリー二塁打などで挙げた大量6点を背に、投手大谷は連続空振り三振でスタート。100マイル(約160キロ)近いフォーシームにスプリット、スライダーを織り交ぜ、三回無死から自己最多の6者連続三振など先発全員から自身最多タイの毎回12三振を奪った。六回1死で8番カストロに中前安打を打たれるまで走者を1人も出さない圧巻の投球。この回で降板し、6回を81球、1安打、12三振、1四球だった。

打では一回、最初の打席は四球で出塁。相手先発オドリジーの大乱調で先制の本塁を踏んだ。4点を挙げてなお2死満塁でこの回2度目の打席が回り、2番手左腕からレフトへあわや本塁打という2点タイムリー二塁打を放った。三回2死三塁での第3打席は3番手右腕から三直。六回の第4打席はよもやの投前バント安打。

大谷は7日のアストロズとの開幕戦、14日のレンジャーズ戦で投打二刀流で先発したが、7日は4回⅔を1失点、14日は3回⅔を満塁本塁打を浴びるなど6失点でいずれも負け投手になっている。バットでは51打数11安打、3本塁打7打点で打率は2割1分1厘。

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