次の10年、天王星探査へ 米科学アカデミーが戦略

ハッブル宇宙望遠鏡で2006年に撮影された天王星(NASA提供)
ハッブル宇宙望遠鏡で2006年に撮影された天王星(NASA提供)

米科学・工学・医学アカデミーは20日までに、惑星科学分野の2023年から10年間の研究戦略を公表した。大型プロジェクトは天王星探査を最優先とし、地球に衝突しかねない危険な小惑星対策も重点に挙げた。航空宇宙局(NASA)の研究計画や予算編成で重視されるのが通例となっている。

天王星は土星の外側の巨大な氷惑星。自転軸が横倒しで高速の風が吹き、複雑な磁場もある謎の多い天体だ。形成史や組成を数年間の観測で解明する探査「ウラヌス・オービター・プローブ」が構想されている。戦略では、探査機が最短の13年間で到着できる打ち上げ機会が31~32年に訪れるのに合わせ、24年度から取り組むよう勧めた。

地球に接近する小惑星を巡っては、発見が難しかった暗い天体に対応する必要性を指摘。組成や形、軌道の特定に役立てる宇宙望遠鏡「NEOサーベイヤー」の打ち上げなどを通じ、対応能力を向上させるべきだとした。(共同)

会員限定記事会員サービス詳細