日NZ首脳会談 情報保護協定交渉開始で一致

共同記者発表に臨んだ岸田文雄首相とニュージーランドのアーダーン首相(左)=21日夜、首相官邸(矢島康弘撮影)
共同記者発表に臨んだ岸田文雄首相とニュージーランドのアーダーン首相(左)=21日夜、首相官邸(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は21日、ニュージーランドのアーダン首相と官邸で会談した。安全保障分野での協力強化に向け、機密情報の交換を可能にする「情報保護協定」の締結交渉を開始することで一致した。軍事力を背景に海洋進出を強める中国を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力を推進することも確認。ロシアによるウクライナ侵攻を非難し、連携していく方針を示した。

首相は会談後の共同記者発表で、「力による一方的な現状変更の試みは決して許されない。東・南シナ海を含め、いかなる地域でも強く反対する」と強調。アーダン氏も「戦略的な協力パートナーシップを強化していきたい」と語った。

両首脳は太平洋島嶼(とうしょ)(とうしょ)国との協力を強化していくことも確認した。東・南シナ海や南太平洋で影響力を拡大する中国が南太平洋ソロモン諸島と安全保障に関する協定を締結し、軍事拠点化の懸念が出ていることなどが背景にある。

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関し、経済的威圧や不公正な貿易慣行を許容しないことを確認した。TPPへの加入申請をしている中国を牽制(けんせい)した形だ。

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