自衛隊グルメ探訪

陸上自衛隊高等工科学校の厨房拝見

神奈川県横須賀市に位置する武山駐屯地には高等工科学校(平成22年少年工科学校より改編)があり、そこでは次世代の自衛隊を担う少年たちが日々勉学に励んでいる。

昼食の吸物(ホウレンソウ・なると)を缶に入れる調理係。厨房には蒸気釜やフライヤー、野菜切裁器などがそろえられている(2011年7月撮影)
昼食の吸物(ホウレンソウ・なると)を缶に入れる調理係。厨房には蒸気釜やフライヤー、野菜切裁器などがそろえられている(2011年7月撮影)

高等工科学校は全寮制の男子校で、3年問を通じて普通科高校と同じ教育を行う「一般教育」に、自衛隊の専門的な教育を行う「専門教育」、防衛教養や様々な訓練を行う「防衛基礎学」といった名種の教育が実施される。

自衛隊食堂では調理係が約15人で、朝昼夕食時に約900人前後の食事を賄っている。武山駐屯地には陸海空自衛隊も駐屯しており、食堂で食べられない隊員のための食事を容器に盛り付け、ラッピングして運ばれる「運搬食」も準備されている。

食事には日本全国の食材を一律に使用、また食育を兼ねてご当地産の食材も使用することもあるという。昼食の調理時間は午前8時~10時30分、生徒たちの喫食までに作られる。

メニューは7月7日の七夕にはちらし寿司、赤魚の塩焼き、石川県郷土料理のかぼちゃいとこ煮、冷やしソーメンや肉じゃがなど種類は様々である。


昼食メニュー

うな井(うなぎのかば焼き・ご飯)、三色和物(大根・人参・ワカメ)、吸物 (ホウレンソウ・なると)

うなぎのかば焼きをとっていく生徒たち。1人一つずつで、たれは各自でかける
うなぎのかば焼きをとっていく生徒たち。1人一つずつで、たれは各自でかける
ご飯は自分でよそう。高等工科学校の生徒の盛り方は見事なものであった
ご飯は自分でよそう。高等工科学校の生徒の盛り方は見事なものであった
高等工科学校の昼食メニュー。この日は土用丑の日にちなんで、用意されたうなぎのかば焼きと和え物、吸い物など、文字通り「和」のレパートリーである
高等工科学校の昼食メニュー。この日は土用丑の日にちなんで、用意されたうなぎのかば焼きと和え物、吸い物など、文字通り「和」のレパートリーである
高等工科学校の生徒たちが喫食する食堂(南食堂)。800人以上での食事が可能である
高等工科学校の生徒たちが喫食する食堂(南食堂)。800人以上での食事が可能である

雑誌「丸」
昭和23年創刊、平成30年に70周年迎えた日本の代表的軍事雑誌。旧陸海軍の軍 艦、軍用機から各国の最新軍事情報、自衛隊、各種兵器のメカニズムなど幅広 い話題を扱う。発行元の潮書房光人新社は29年から産経新聞グループとなった 。毎月25日発売。


●月刊「丸」のホームページ

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