「正義なくして平和はあり得ない」EU大統領、ボロディアンカ訪問 ウクライナ全力支援約束

欧州連合(EU)のミシェル大統領は20日、ロシアが侵攻したウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。ミシェル氏は会談後、ゼレンスキー氏との共同記者会見で、侵攻終結までウクライナを全力で支援することを約束した。

ミシェル氏はゼレンスキー氏に「あなたは一人ではない。われわれが共にいる。ウクライナが戦争に勝てるよう可能な限りのことをする」と語りかけた。

20日、ウクライナ・キーウで会談するEUのミシェル大統領(左)とウクライナのゼレンスキー大統領(ウクライナ大統領府提供・ロイター=共同)
20日、ウクライナ・キーウで会談するEUのミシェル大統領(左)とウクライナのゼレンスキー大統領(ウクライナ大統領府提供・ロイター=共同)

ゼレンスキー氏は支援に謝意を示し、EU加盟への希望を改めて表明。ミシェル氏も加盟に向けた手続きに前向きな姿勢を示した。

ミシェル氏は会談に先立ち、ロシア軍の攻撃で多数の市民が死亡したキーウ近郊ボロディアンカを訪問。自身のツイッターに、写真と共に「ここで行われた戦争犯罪を歴史は忘れないだろう。正義なくして平和はあり得ない」と書き込んだ。(共同)

20日、ウクライナ・キーウで記者会見するEUのミシェル大統領(左)とウクライナのゼレンスキー大統領(AP=共同)
20日、ウクライナ・キーウで記者会見するEUのミシェル大統領(左)とウクライナのゼレンスキー大統領(AP=共同)


会員限定記事会員サービス詳細