「共産党軍が攻めてきた」 台湾のテレビが誤テロップ 操作ミスで謝罪

中国国旗と台湾の旗(ロイター)
中国国旗と台湾の旗(ロイター)

【台北=矢板明夫】台湾の中華テレビ(CTS)のニュースチャンネルが20日、「共産党軍が台湾に攻めてきた」などと誤ったテロップを速報として流し、謝罪する騒ぎがあった。

CTSは同日午前7時のニュース番組で「共産党軍のミサイルが新北市に命中」「台北港で複数の大型船舶が爆発し施設や船舶が損傷」「総統が緊急命令を発令」といった事実と異なる字幕を約7分間、流しつづけた。その後謝罪し、「新北市消防局の委託で用意した防災訓練用の警報を誤って放送した」と説明した。

当時、他のニュースチャンネルやネットメディアが同じニュースを流していなかったため、大きなパニックにはならなかったが、市民の間で「中国からサイバー攻撃を受けたのではないか」と推測する声が上がった。

その後の調査で、職員による単純な操作ミスだったことが確認された。CTSの報道姿勢は与党寄りとされており、野党、中国国民党の林奕華(りん・えきか)立法委員(国会議員に相当)は「放送免許を取り上げるべきだ」などと厳罰を求めている。

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