国立競技場、20年度は9億円赤字 トラック存続を明示へ

国立競技場(本社ヘリから、川口良介撮影)
国立競技場(本社ヘリから、川口良介撮影)

昨夏の東京五輪・パラリンピックのメインスタジアム、国立競技場の運営で、2020年度は約9億円の赤字だったと21日、末松信介文部科学相が明らかにした。同日の参院文教科学委員会で、立憲民主党の蓮舫氏の質問に答えた。維持管理費に約10億5000万円かかり、収入はテスト大会の利用料などの約1億5000万円にとどまった。

後利用に関し、政府は17年にトラックを撤去して球技専用とする方針を決定したが、採算性などの観点から陸上との兼用競技場としてトラックを存続させる方向となっている。末松氏は「道筋が見えた段階で、基本的な方向性を改めて示す」と述べ、民間事業者への運営権売却に向け、聞き取り調査を進めていると強調した。

蓮舫氏は「基本的な方針からどんどん逸脱している」と批判した。

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