勝敗分ける川奈の〝読めぬ風〟 難コース見どころ、戸張氏が解説 フジサンケイレディス

戸張捷氏(中井誠撮影)
戸張捷氏(中井誠撮影)

女子ゴルフの「第40回フジサンケイレディスクラシック」(産経新聞、フジテレビなど主催)は22日から3日間、静岡県伊東市の川奈ホテルGC富士コースで開催される。米ゴルフ雑誌で世界100選に選出される難コースに国内トップ女子選手が挑戦する大会は、今年で40回の節目を迎える。「歴史や関わった人の思い」などを紹介したいという大会のゼネラルプロデューサー、戸張捷(とばり・しょう)氏に見どころなどを聞いた。

英国のゴルフコース設計家、チャールズ・ヒュー・アリソンが設計に携わり、昭和11年に開場した川奈の富士コース。風光明媚(めいび)ながら、戦略性の高いコースはプロでも手こずるほど。今大会に向けても、海沿いの樹木を整理し、風の通りを良くした。戸張氏は「(海沿いの)リンクスコース特有の風が吹くとタフさは格段に増す」と説明し、選手がどう対応するかが見ものだという。

特に風の影響を受けやすくなったのがパー3の17番という。もともと砲台グリーンの難ホールで有名だが、難易度は増すことに。「ハードなパー3(のホール)は面白いし、印象に残る」と強調する。また16~18番では開催日によってティーグラウンドの位置を変更し、選手の技量を試す。

その設定の中、活躍する選手として「ショットの精度が高く、リカバリー率の高い選手」を挙げる。前週大会でプロ初優勝を果たした植竹希望(のぞみ)、昨年大会で3位の小祝さくら、前週大会で2位の小倉彩愛(さえ)、昨年覇者の稲見萌寧(もね)らの活躍を見据える。熱海市出身の渡辺彩香も昨年8位とコースとの相性はよく、今季もここまで好調なだけに地元大会での活躍が注目される。今季3勝の西郷真央は首痛のため欠場する。

今年は新型コロナウイルス対策を徹底した上で、来場者を1日最大5千人に拡大した。戸張氏は「プロスポーツは観客、スポンサー、選手が三位一体になって初めて興行として成り立つ。人気の高い女子ゴルフが見られる環境を整える運営をしたい」とし、多くの来場者を心待ちにした。

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