北海道などによると、白老町の高病原性鳥インフルエンザ発生農場で行われていた防疫措置について、20日午後に埋却地でガスが発生したため作業が中断している。関係者によると硫化水素とみられ、作業員への影響は出ていない。新たな埋却場所を確保して作業を再開するため、完了予定が数日ずれ込む見通し。
同農場における進捗(しんちょく)率は21日正午時点で86・4%となっている。
一方、網走市の発生農場の防疫措置は20日午後11時に完了した。道によると、この農場では1週間後の28日と、2週間後の5月5日の2度に分けて消毒作業を行う。
現在は発生農場から半径3キロ以内を「移動制限区域」、同3-10キロ以内を「搬出制限区域」としているが、段階的な検査を経て陰性が確認されれば解除する方針だ。