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北京冬季五輪 「平和の祭典」ふさわしい大会に

来年2月に開催される北京冬季五輪。米国は、大統領ら政府関係者を出席させない「外交的ボイコット」を打ち出しました。

中国西部、新疆(しんきょう)ウイグル自治区で、イスラム教徒の少数民族、ウイグル族が強制的に収容され、拷問や迫害を受けていると報道されています。

米国はこれを「民族大量虐殺」だとして非難しており、北京冬季五輪を使って問題をアピール、抗議しようとしています。

1980年のモスクワ五輪で、旧ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議して、米国や日本などが選手団を派遣しなかったことがありました。選手としてピークだった柔道の山下泰裕さんやレスリングの高田裕司さんらが涙を流して抗議したことを記憶しています。

米国は今回、4年に1度の活躍のチャンスを奪い、選手につらい思いをさせないために外交的ボイコットを選んだのでしょうか。

英国やオーストラリア、カナダも賛成しています。日本は岸田文雄首相が「私自身は参加の予定はない」と発言していますが、政府としては、まだ態度を決めていません。

日本は米国と密接な関係にある同盟国ですが、中国とも長い歴史があるうえ、経済や貿易で仲良くしないとお互いに困る関係にあります。

中国は米国の態度に「断固とした対抗措置を取る」としていますが、具体的な対応を取っていません。国際オリンピック委員会(IOC)は「オリンピックとスポーツの政治化に断固反対する」との共同宣言を採択しました。

中国はウイグル族の迫害は「事実でない」と主張していますが、事実を明らかにする責任もあると思います。五輪は平和の祭典と呼ばれますが、名前にふさわしい大会になるよう関係者は努力してほしいですね。


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