香港行政長官選、唯一の候補・李氏の動画サイト閉鎖

13日、香港で選挙管理当局に立候補を届け出た李家超前政務官(ロイター=共同)
13日、香港で選挙管理当局に立候補を届け出た李家超前政務官(ロイター=共同)

【台北=矢板明夫】5月8日投開票の香港行政長官選で、唯一の立候補者、李家超前政務官(64)が選挙のために開設した動画投稿サイト、ユーチューブのアカウントが閉鎖された。李氏の選挙運動の責任者が21日までに、ユーチューブを運営する米国のIT大手、グーグルから閉鎖通知を受けたことを明らかにした。同アカウントには、李氏が今月6日に開いた出馬記者会見の動画などがアップされていた。

李氏は20日の会見で、アカウント閉鎖について「理不尽な弾圧だが、米国の制裁は気にしない。選挙活動にも影響しない。これからは違う形で市民に理念を訴えていきたい」と話した。

李氏は治安担当の保安局長だった2020年8月、学生デモを弾圧したことなどを理由に、米国から林鄭月娥(りんていげつが)行政長官らとともに制裁対象に指定された。今回のアカウント閉鎖は、米政府による制裁の流れを受けたものとみられる。

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