国内コロナ感染者4週ぶり減 BA・2は週内にも9割に 専門家組織

厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織の会合が20日開かれ、全国の直近1週間の感染者数が前週比で0・91倍となり、4週ぶりに前週を下回ったことが報告された。前週を上回ったのは12道県で、前週の34都道府県から減少。沖縄の感染レベルは全国で最も高い状態が継続している。

脇田隆字座長は会合後の会見で「感染状況の推移に差が生じている。沖縄はワクチンの接種状況が影響している可能性がある」と指摘した。沖縄のワクチン3回目接種率は各年代で全国平均を下回っている。特に若者の接種が伸び悩み、20代は16・7%で全国で唯一の1割台となっている。

一方、国立感染症研究所は、オミクロン株の従来型「BA・1」から派生型「BA・2」への置き換わりが週内にも全国で9割程度になると推計した。5月上旬にはほぼ完全に置き換わるとみている。

地方での感染者数の増加傾向は継続している。直近1週間の感染者数の前週比は鳥取の1・34倍が最高で、北海道1・11倍▽山形1・14倍▽長野1・08倍▽滋賀1・06倍▽島根1・12倍▽岡山1・08倍▽香川1・15倍▽佐賀1・17倍▽長崎1・12倍▽宮崎1・08倍▽沖縄1・07倍-だった。

1週間の感染者数を10万人あたりでみると、沖縄が突出して高く、東京や大阪の2倍以上で、全国で最も少ない富山の8倍となった。全国では各年代のうち5~9歳のみが微増で、その他の年代は減少した。

沖縄の病床使用率は前週から9・3ポイント悪化し、54・3%。全国で唯一、病床逼迫(ひっぱく)の恐れがあるとされる50%を超えた。病床使用率は27都道府県で悪化し、東京26・2%、愛知28・4%、大阪30・5%、福岡30・4%などだった。

会員限定記事会員サービス詳細