【ニューヨーク=平田雄介】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は20日、ロシア軍によるウクライナ侵攻で同国から国外に逃れた難民が19日時点で500万人を突破したと発表した。
UNHCRによると、ウクライナ難民の総数は503万人で、周辺国の受け入れ人数はポーランドが282万人、ルーマニアが75万7000人、ハンガリーが47万人、モルドバが42万6000人などとなっている。
一方、露軍がウクライナの首都キーウ(キエフ)周辺から撤退したことを受け、ウクライナに帰還する難民も相次いでいる。13日までにその数は87万人を超え、国連人道問題調整室(OCHA)は同日まで連日3万人が帰還したことを確認している。