元香南市議、収賄で有罪 入札情報漏らす、高知地裁

高知県香南(こうなん)市の発注工事を巡り市職員から聞いた入札情報を業者側に伝え、見返りに商品券を収受したとして、あっせん収賄罪などに問われた元市議の志磨村公夫被告(62)に、高知地裁(吉井広幸裁判長)は20日、懲役2年、執行猶予4年、追徴金10万円の判決を言い渡した。求刑は懲役2年、追徴金10万円だった。

この事件は、高知地検が市課長に対する起訴を取り消す異例の事態となり、志磨村被告が入札情報を誰から聞き出したかが焦点になっていた。判決は「市職員」とだけ認定し、誰だったかは特定しなかった。被告は公判で清藤真司前市長(56)から聞いたと供述したが、判決は清藤氏について言及しなかった。

判決後、清藤氏は取材に応じ、志磨村被告の供述について「一切、関与していない」と改めて否定。市職員の関与も「ないと思う」とした上で、判決が「市職員から聞いた」と認定したことを「残念に思う」と述べた。

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