20日の東京株式市場の日経平均株価は続伸した。終値は前日比232円76銭高の2万7217円85銭で、2週間ぶりの高値。米経済の先行きへの楽観的な見方が強まったことや、円安ドル高が業績拡大に寄与するとの期待から、自動車など輸出関連銘柄に買い注文が膨らんだ。
東証株価指数(TOPIX)は19・45ポイント高の1915・15。出来高は約11億4600万株。
20日の東京外国為替市場の円相場はドルに対して下落し、一時1ドル=129円台前半で取引された。円安の進行により海外での事業収益が円換算では増大するため、トヨタ自動車やホンダなど自動車各社の業績を押し上げるとの見方から朝方から買いが先行し、相場全体をけん引した。
このほか半導体などハイテク関連株に値上がりが目立つなど、幅広い銘柄で買いが優勢だった。