韓国大統領就任式、岸田首相出席は「あり得ない」 自民・佐藤外交部長

自民党の佐藤正久外交部会長(鴨志田拓海撮影)
自民党の佐藤正久外交部会長(鴨志田拓海撮影)

自民党の佐藤正久外交部会長は20日午前、党本部で開かれた会合で、5月10日に予定される韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)次期大統領の就任式に関し、岸田文雄首相は出席すべきではないとの考えを示した。「前例から見ても、あり得ない」と述べ、慎重な対応を政府に求めた。

佐藤氏は会合後、記者団に対し、首相出席について「今の日韓状況を考えると違う」と指摘。いわゆる徴用工訴訟や慰安婦問題など「(懸案が)まだ何も解決していない」と強調した。

また、24日から来日する韓国の国会議員や専門家ら政策協議代表団に関して「協議をすることは当然大事だが、将来禍根を残してはいけない」と指摘。「国際法違反、国際約束違反の状態を作り出しているのは韓国側であるという事実をしっかり受け止め、冷静な議論が必要だ」と政府の対応にくぎを刺した。

韓国の大統領就任式をめぐっては19日、日韓親善協会中央会会長を務める河村建夫元官房長官が首相と面会し、就任式への出席を期待する声が韓国側にある旨を伝達している。

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