国連事務総長、正教会の復活祭に合わせて停戦呼びかけ 21日から4日間

国連のグテレス事務総長(ロイター=共同)
国連のグテレス事務総長(ロイター=共同)

【ニューヨーク=平田雄介】国連のグテレス事務総長は19日、キリスト教の3大教派の一つ「東方正教会」の復活祭(今年は24日)に合わせ、21~24日までの4日間、ロシアが侵攻したウクライナでの停戦を実現するよう呼びかけた。復活祭はキリストの復活を祝う祭日で、ロシアとウクライナには正教会の信者が多い。

停戦は、戦闘地域からの退避を希望する民間人に安全な避難ルートを提供し、ロシア軍が攻勢を強めている東部マリウポリや南部へルソンなどでの人道支援ルートを確保する目的。

グテレス氏は、拳銃の銃身を結んで発射できなくした「非暴力」を象徴する造形の彫刻の前で声明を読み上げた。「1200万人以上が人道支援を必要としている」と述べ、このまま事態が悪化すれば、要支援者は「1570万人まで増える」との見通しを示した。

復活祭になぞらえて「今年は新しい命を祝福する代わりに、露軍によるウクライナ東部での攻勢が起きている」とも述べ、ロシアを名指しで批判した。

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