拘置所カルテ、双方が上告 「不開示は違法」判決不服

最高裁判所=東京都千代田区
最高裁判所=東京都千代田区

拘置所に勾留された男性が、収容中に受けた治療のカルテ開示を求めたのに認めなかったのは違法だとして国に160万円の賠償を求めた訴訟で、男性と国の双方は20日、不開示は違法だと認め、33万円の支払いを命じた7日の東京高裁の差し戻し審判決を不服とし、最高裁に上告受理を申し立てた。

男性は開示と賠償を求めて提訴し、1、2審で敗訴したが、最高裁が昨年6月、「開示の対象として請求できる」と判断、審理を差し戻した。国はその後、カルテを開示したが、7日の高裁判決は「誤った法解釈が法務省の組織的解釈となり、維持されてきた」として賠償を命じた。

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