パリ五輪への第一歩 世界選手権の選考スタート 男女5人、熾烈な戦い

体操の代表選考会を兼ねた個人総合の全日本選手権が21日、東京体育館で開幕し、世界選手権(10~11月、英リバプール)の男女代表各5人の選考が始まる。男子は橋本がすでに内定。残る4枠をめぐる争いになる。

まずは全日本選手権の予選と決勝、5月に予定されるNHK杯の成績から、橋本を除く個人総合上位2人を選出。残る2人は、6月の全日本種目別選手権の結果を踏まえ、団体での貢献度などから選ぶ。うち1人は、NHK杯上位10人に入ることが条件になる。

今年から技の使用に回数制限がつくなど、採点ルールが変更された。選手は演技構成を変えるなどの対応を余儀なくされ、選考にも影響を与える。昨夏の東京五輪代表の萱(かや)和磨(セントラルスポーツ)はつり輪で新技を入れるなど対策を練り、「ルールが変わるので、挑戦者の気持ち。採点の出方も読めないけど、あまり気にせずやりたい」と心境を語る。

また、今大会とNHK杯ではDスコア(演技価値点)の合計点が一定基準を超えると加点される独自のルールを採用。男子の水鳥強化本部長は「(高い点を)目指すようなチームであれば、世界トップになれる」と代表選手には高いレベルを求める。

女子は、東京五輪種目別床運動銅の村上茉愛(まい)が引退し、女子体操界の主軸となってきた寺本や畠田瞳も今大会が最後。宮田らが新たな中心になっていけるかに注目が集まる。

世界選手権で団体総合3位に入れば、2024年パリ五輪の出場枠が与えられる。2年後の大舞台への戦いも、号砲が鳴る。(小川寛太)

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