北朝鮮の朝鮮中央テレビの放送で最近、顔が知られていない女性が金正恩朝鮮労働党総書記に同行する姿が数回映り、秘書の役割を担っている可能性がある。左胸に故金日成主席らのバッジを着けずに公の場に現れていることから、金正恩氏の異母姉金雪松氏ではないかとの声が出ている。
女性は、金日成主席の生誕110年記念日の15日に平壌の金日成広場で行われた中央報告大会で、金正恩氏や党幹部が並んだ壇上にいる姿が16日の同テレビの映像に映った。13日に平壌で行われた高級住宅街の竣工式に金正恩氏が出席した際にも現場にいた。
公の席でバッジを着けないことが許されるのは金正恩氏と李雪主夫人らだけとみられるため、この女性は金氏一族の一員である可能性がある。(共同)