令和3年度の貿易赤字5・3兆円、7年ぶり規模に 原油高と円安で輸入急増

日本の代表的な輸出入物流の拠点、東京都大井ふ頭コンテナターミナル=令和3年5月、東京都品川区
日本の代表的な輸出入物流の拠点、東京都大井ふ頭コンテナターミナル=令和3年5月、東京都品川区

財務省が20日発表した令和3年度の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は5兆3749億円の赤字だった。赤字額は原発停止で火力発電用の燃料輸入が膨らんだ平成26年度以来、7年ぶりの大きさ。ロシアのウクライナ侵攻などを背景にした原油高騰や円安進行で輸入が急増したことが主な要因だ。

貿易赤字は2年ぶり。令和3年度の輸入は、原油や液化天然ガス(LNG)が大幅に伸び、前年度比33・3%増の91兆2534億円と比較可能な昭和54年度以降で最高だった。

輸出も新型コロナウイルス禍からの経済回復で鉄鋼や自動車などが増え、23・6%増の85兆8786億円と昭和54年度以降で最高だった。ただ、部品不足などの悪影響で輸入ほどは伸びなかった。

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