台所で倒れていた父親を放置したとして、大阪府警黒山署は20日、保護責任者遺棄容疑で、大阪府大阪狭山市西山台の会社員、石田順也容疑者(37)を逮捕した。父親は死亡しており、石田容疑者は「体調不良で寝ていて、死ぬとは思っていなかった」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は13日夜、自宅で同居する父の利之さん(68)が台所で倒れているのを見つけたが、医師の診察を受けさせるなど必要な措置を取らず、19日朝まで放置したとしている。
同署によると、石田容疑者は利之さんと2人暮らし。19日になって119番通報し、駆けつけた救急隊員が、その場で利之さんの死亡を確認した。
同署は司法解剖で利之さんの詳しい死因を調べるとともに、放置と死亡との因果関係を捜査する。