ロッテ創業者長男が敗訴 4億8千万円賠償命令

東京地裁が入る建物(今野顕撮影)
東京地裁が入る建物(今野顕撮影)

菓子大手ロッテホールディングス(HD)の子会社「ロッテサービス」が、違法行為を伴う事業を進めたとして、同社の元代表取締役でグループ創業者長男の重光宏之氏に約9億6千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は20日、重光氏が取締役としての任務を怠ったと認め、約4億8千万円の支払いを命じた。

判決によると、同社は平成22年ごろから、コンビニなどの小売店舗で収集した画像データをマーケティング向けの情報に加工し、販売する事業を検討。隠し撮りを前提としたもので、調査段階では撮影禁止の店舗に立ち入り、無断で撮影した。

事業は23年のロッテHDの取締役会で承認されたが、失敗に終わり、重光氏は26年12月、ロッテグループ各社の取締役を解任された。

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