ウクライナ在住の元日本兵家族、岩手に避難 洋野町長表敬訪問

岩手県洋野町の親族のもとに避難している(右から)ザイチュック・ナージャさん、ロハチョーバ・レーナさん、(1人おいて)双子のウエノ・セミョン君とマクシム君=19日午前
岩手県洋野町の親族のもとに避難している(右から)ザイチュック・ナージャさん、ロハチョーバ・レーナさん、(1人おいて)双子のウエノ・セミョン君とマクシム君=19日午前

ウクライナ在住だった岩手県洋野町出身の元日本兵、上野石之助さん(故人)の家族4人が今月から同町の親族のもとに避難している。19日、4人は岡本正善町長を表敬訪問し、上野さんの長男の妻、ロハチョーバ・レーナさん(46)は「いろいろなお世話に感謝したい。侵攻前は幸せな生活を送っていた。一日も早い事態の終結を願っている」と話した。

上野さんは大正11年生まれ。陸軍兵士として第2次世界大戦終戦を樺太(現ロシア極東サハリン)で迎え、行方不明となったが、その後、妻の出身地ウクライナで生存が確認された。平成18年に63年ぶりに一時帰国し、帰郷した。

町によると、4人は上野さんの長女、ザイチュック・ナージャさん(60)と、ロハチョーバさんの双子の男児でいずれも7歳のウエノ・セミョン君とウエノ・マクシム君。洋野町に住む上野さんのおい、上野幸夫さん(75)一家と連絡を取り合っており、避難が決まった。今月9日に来日し、10日に洋野町に到着した。

石之助さんの長男は現地にとどまっているという。

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